産業用ドローンの導入・開発のご相談
資料請求・お問い合わせこのコラムは以下のような人におすすめです。
・体積計算業務を効率良く実施したい
・ドローンの活用方法を悩んでいる
・ドローンを使った業務に興味がある
土木や製造業の現場で行われている体積計算の作業をドローンで実施して業務効率を改善する試みが確認されます。国産ドローンACSL-PF2へLiDARを搭載して点群を取得し、体積計算を実施した事例を紹介します。
LiDAR(Light Detection and Ranging)とは、対象物にレーザ光を照射し、その反射光をセンサで検知して距離を測定するセンシング技術を指します。
近年、自動車の自動運転技術に活用されるなど注目を浴びている技術となります。ドローンにおいても、測量分野や飛行制御の自己位置推定技術に使用されています。
ドローンを使用すると、飛行しながら広範囲のデータ取得を行うことが可能です。
そのため、人のアクセスが困難または時間が掛かる場所において、複数または面積が大きい対象物に対してデータ取得を行う場合にメリットが発揮されます。
また、取得データの精度は、搭載するLiDARの精度が一般的に数cm程度なため、精度良く、バラつきが少ないデータ取得を行うことができます。
ACSL-PF2へLiDAR及びカメラを搭載しデータ取得の試験を行いました。
データの取得は、FPVの画像を確認しながら測定対象の上空へ移動してホバリングを行い、点群取得及び写真撮影を行いました。ホバリング中にデータを取得する時間は数十秒程度で完了しました。
取得した点群データより、Cloudcompare(点群データの読込、編集をすることができるフリーソフト)を使用して体積計算を行い結果が出力されることを確認しました。
※データ取得のためのドローン飛行は、許可を得て実施しました。
ドローンへ搭載できるLiDARの軽量化、高性能化が進んでおり、ドローン飛行によるデータ取得時間やデータ処理時間をより短縮することができ、作業効率が益々向上してきています。
今回の事例では、Livox社のAviaを使用して点群データを取得しましたが、ACSLは最新の技術を取り込みながら、魅力的な製品開発を進めていきます。
ACSLは、引き続きこのような事例を共有しユーザー様の運用に少しでも役に立つ情報を発信していきます。ご相談事項が御座いましたら、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
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